人生2度目の宝塚歌劇を観て来ました。
お題は「逆転裁判2 甦る真実、再び」。
今年初めに上演された「1」は初動が遅くて見損ねたのですが、今回は無事に観ることができました。

タカラヅカって普段見たことが無いと敷居が高そうとか思いがちだと思うのですが(特に男子)、今作はそういう客層を意識してか、とても親しみやすい構成になっていたように思います。

登場人物は全員外国人という設定になっており、ナルホドくんは「フェニックス・ライト」という名前になっています。
懸命なファンならお気づきでしょうが、これは海外版「逆転裁判」での名前なのですよ。
舞台はカリフォルニア。
とは言え、キャラの性格や設定はほぼそのまま。
登場するのもナルホドくん、マヨイちゃん、ミツルギ、イトノコ刑事、メイ、ナツミさん、サイバンチョなどお馴染みのキャラをメインに数名のオリジナルキャラという構成でファンならすぐに入っていけます。
衣装やセリフももちろんですが、法廷シーンでの見覚えのある仕草を見つけてニヤニヤするのが楽しいです。
総合的に一番完成度が高かったのはメイかな。ムチがもうちょっといい音鳴っていればよかったのですが。
キャラのイメージをうまく表現していたのはナツミさん、ミツルギ。

事件(トリック)は舞台用のオリジナルですが、ちょっと完成度は低いかも。
でもスクリーンを使ってゲーム同様の表現をしてくれるのは嬉しいです。

ゲーム同様といえば、あちこちでゲーム中と同じBGMが流れるのも良いです。
一番感動したのは幕間の休憩に入るときにセーブ画面の音楽が流れたこと。

展開は前半はオリジナル、後半はゲームの「2」がベースになっていました。
本編ではあり得ない、すごいロマンチックなシーンが入っているのはタカラヅカ故でしょう。

全体的に原作ファンから見ても満足度は高かったです。
ちゃんと分かっている人が作りましたって感じ。
「1」はDVDで観ようと思います。

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